京焼・清水焼

五雲陶苑の京焼・清水焼about kyo-yaki

結晶生成による釉の作品を始めとする、
使う人を思い描きつつ、独創性を追求した五雲陶苑の京焼・清水焼

伝統文化を踏襲しつつ、独自の進化を遂げ続けてきた五雲陶苑の京焼・清水焼は、長らく皆様に愛されてまいりました。
特に「燦彩釉」の亜鉛華の結晶生成が生み出す独特の模様は、見る人の感性によって様々な形に映り、また光の加減によってもその表情を変えます。
京焼・清水焼の世界は大変奥が深く、三代五雲(前田喜代範)も日々模索しております。その中で、ただ優美で繊細なだけでなく、
日常で使っていただくにも楽しい作品を提供しております。

  • 作品01
  • 作品02
  • 作品03
  • 作品04

京焼・清水焼の歴史history

京焼・清水焼とは、京都で作られる陶磁器の総称です。

その歴史は安土・桃山時代の末であり、その後、江戸時代前期に京焼・清水焼の歴史に欠かせぬ人物である野々村任清が登場する。もともと丹波の陶工であった任清は入洛後、茶器を作り、最大の特徴である色絵を完成させ、近世の京焼・清水焼のような優美な色絵陶器が造られた。

この頃から京焼・清水焼は一段と活気づき、地方にまで影響を及ぼす隆盛期を迎えた。 さらに任清から直接手ほどきを受けた尾形乾山は装飾性の富んだ絵模様で独自の意匠性を加えた。その後、青木木米、仁阿弥道八などの名工が続き、洗練された精細なデザインと磨き上げられた高度な技法により、茶の湯の普及と共に、京という土壌ならではの華麗なやきもの(京焼・清水焼)を造り出してきた。

このように、京焼・清水焼が歴史的な文化を支える伝統産業であることに誇りを感じ、伝統、文化を学びつつ独自の感性で新しい 京焼・清水焼を造っていきたいと思う。